世界ウルルン滞在記”ルネサンス”
(■←ミッキー談) 貴公子がつくるフラワーアートへ! 久本「お帰りなさ〜い、成宮く〜ん」 ナリ登場して直ぐに久本さんへブーケのプレゼント ナリ「久本さんに」
久本「えっーっ、マジですか〜」 ナリ「あのぉ作ってきました」 久本「おいおいおい、これはブーケと受け止めて宜しいんでしょうか?」 ナリ「はい・・」 久本「はい、じゃないでしょ」 ナリ「(笑)久本さんのイメージで作ってきました」 久本「ありがとうございます。まぁ嬉しい。これで軽くいま妊娠させてもらいました」笑 徳光「磨けた」 久本「でもセンスは最初からメチャメチャいいからね。そのセンスを生かしながらまた磨いて来たんだ」 ナリ「はい」 久本「あまり見つめないでください。ほんとに好きになりそうですから。ありがとうございます、ほんとに。ごちそうさまです(笑)」 ナリ「教習所で会ったじゃないですか」 久本「教習所で会ったのよ。おんなじ教習所だったの。でもね成宮くんが来ただけで、そこがもうパリでした、ほんとに(笑)」 久本「今日はフラワーアレンジメントの旅ですね。ご覧いただきましょう、どうぞ」 花好きの成宮。日本から花の都、パリへ。旅の始まりはパリのシンボル、エッフェル塔だ エッフェル塔前の緑豊かな公園らしきところで腕をYの字に伸ばしたりOの字に丸めてみたり・・・ ナリ「気持ちいいなぁ。お〜〜」 ナリ「魅力があるんですよね、花に。虫がこう寄ってくように僕も花に寄ってってしまいますね(笑)いつも花屋の前とか通るともう虫みたいです。蜂みたい」 花咲き誇る春のパリ。フランス人の花の消費量は日本人の2倍以上。花は生活に欠かせない。街には100m置きに花屋があると言われている。そんなパリでいま大注目の花屋がある。 エリックさんが待ち合わせに指定してきたのは、花で溢れるリュクサンブール公園。待ち合わせは池と花壇の間。目印は花だ。そこへやってきたナリ。 ナリ「すごくキレイな公園ですね、ここ。お花が目印」 お花を持った人を見つけたらしく・・・ ナリ「持ってる〜(笑)」 エリック「こんにちは、元気かい?これを君に」 と言って白いお花を一輪、ナリにプレゼント。 ナリ「花、持ってきてくれました」 ・・・・・ ナリ「フラワーアレンジメントをやるのは初めてなのでヨロシクお願いします」 エリック「情熱を持ってやることが大切だよ」 ナリ「はい、分かりました」 リュクサンブール公園からパリ7区の高級住宅街にあるエリックさんのお店、「花のある一日」へやって来た二人。 エリック「ここだよ。先にどうぞ」 ナリ「すご〜い、おっしゃれ〜。すご〜い、花のトンネルみたいになってる」 店内は50種類もの花と植物で、エリックさんが森の中の庭園をイメージして飾られている。パリでも珍しいこのお店はお客さんたちに”花たちのオペラの舞台”と呼ばれている。 ナリ「ジャングルですね」 エリック「これから君をイメージしてブーケをつくるからその後、君に僕をイメージしてブーケをつくってもらうよ。違う色の花を混ぜる場合は全部バラバラにしないで、同じ色の花を2、3本隣り合わせにすると自然な感じに仕上がるんだ」 ツタを周りに編んで自然に近いブーケに仕上げる。そして赤・黄・ピンク・白などのバラで作ったガーデンローズが出来あがった。 エリック「気に入った?」 ナリ「すげ〜。カッコイイ〜」 エリック「庭に咲いているエキセントリックで元気のいい花のイメージだよ」 そしてナリもブーケを初めてつくってみる。選んだのはピンクのオールドローズと林檎の木の枝と薄いグリーンのスノーボール。それをグレーの紙で巻いた。 ナリ「でけた〜」 エリック「とてもキレイだ。色の組み合わせがいいよ」 ナリ「グレーの紙でエリックのセンスとか、クールなパーソナリティをプラスして・・」 エリック「今日は忙しくないからクールかもしれないけれど、普段は違うかも(笑)」 ナリ「笑」 ・・・・・ エリックさんの自宅は店の向かいのマンション、そこへ二人で向かう。 ナリ「おじゃましまぁす。すげ〜おっしゃれ〜」 エリック「いらっしゃい。パリがよく見えるよ」 ナリ「すげ〜、エッフェル塔が」 窓からはエッフェル塔が見えます。 ・・・・・ 夜二人がやってきたのは高級ブティック街にあるレストラン【ラべニュー】(フランス料理) そこでナリが食べていたのは”ホタテのレモンバターソースがけ” ナリ「セボーン(おいしい)」 ・・・・・ 翌朝8時、ナリは寝坊です。。。 ナリ「マジで〜(笑)」 そして仕度をし、お店へ ナリ「ボンジュ〜〜〜ル」 ・・・・・ 従業員(チェリーさん)がブーケを作っていると・・ ナリ「これはどこへ持っていく花なんですか?」 チェリー「お葬式用だ」 ナリ「日本とは全然ちがいますね」 明るい色で悲しみを癒すブーケにしてほしいと注文されたお花だ。 従業員(クリストフさん)「今日は花を全部中庭に出すよ」 週に1度、古くなった花を新しいものに入れ替える。 ナリもお花を中庭に出したり、林檎の木を水が吸いやすくなるように切ったりした。 林檎の木の手入れだけでも3時間かかった。 ・・・・・ トラックでお花を届けに来た農家さんのところへエリックさんと行く。そこで薄いピンクとグリーンが混ざったエレガントなバラを見て・・ ナリ「キレイだね。すごい好き」 ・・・・・ 電話で注文が入った。 エリック「ファッションブランドの内覧会を飾る花の注文だ」 会場の下見はしていない。エリックさん、経験と勘を頼りに花を活け始めた。 フラワーアートの技術は見て学ぶしかない。 ・・・・・そして・・・ エリック「エルメスの花飾りをつくるよ」 ナリ「エルメスに行くの?」 エリック「ウィ〜。エルメスの入り口に置くものからつくる。メインになる花飾りだ。今週は赤い花にしてくれという注文があった」 3つの花瓶にスイートピー・クリスマスローズ・アンコリーの花を使い、エリックさんが次々とアレンジメントしてる姿を今回もナリは真剣に見入ってます。 赤を基調としたエレガントな仕上がりを見て・・ 入り口のテーブルに飾る花、店の奥に飾る花、置く場所に合わせ、色と形を変え、全部で12点をエリックさんが仕上げた。そのひとつを持ってナリもエルメスへ届けに。でも店内は撮影できないので、カメラはここまで。 そしてセッティングを終えて出てきた二人・・ エリック「Good Job (いい仕事だった)」 ナリ「色んなスタッフが、偉い人から、あのぉ普通の従業員までが、あのぉエリックに挨拶しに来るんです。今回も花すごいきれいだね。毎回毎回どんな花が来るんだろうっていう風に、楽しみにされる、楽しみのひとつにしてもらってるっていうことが、一番だなと思う」 エリック「花を使って夢と喜びを与えて人を幸せにする仕事だからね」 ナリ「すごく、刺激を受けた」 エリック「(笑)まだ仕事は続くよ(笑)」 ・・・・・ 一旦スタジオに映像が切り替わりました。 徳光「よく飽きないなと思って。あの作業に全然飽きてる様子ないですもんね」 久本「食いつくように見てましたもんね、飽きなかった?」 ナリ「なんかこう、毎回毎回、必ず違うものが出来上がるし、同じ花を使っても。で、ハプニングがいっぱい起こるんです。花が足んないとか、届かないとか。でそういう時にこう、じゃどうしようかって、その更にこう、そのトラブルを踏み台にして良くする瞬間みたいなね。更にね」 クイズが出題されました。エリックさんが大きな花瓶を使うときに花をまとめるために使うものとは何か? 答えは・・・ 大きい花瓶に花を活ける場合、まずは葉っぱを入れて中を隠します。そして取り出したのは【セロハン】。セロハンを丸めて花瓶に沈めます。 ・・・・・ 再びパリでの映像に戻ります・・ 花好き:成宮寛貴、パリで花の貴公子と呼ばれるエリックさんにフラワーアートを習い始めて4日目、今日は市場へ花の仕入に行く(朝5時) ナリ「すご〜いな、花市場ってこうなってるんだね」 エリックさんが同じ花でも色んなお店でお花を仕入れているのを見て・・ ナリ「色んなところで頼むんだ」 エリック「いい花を育てている農家は少なくなっているから、農家を守る気持ちで同じ花を色々な店で買うんだ」 ・・・・・エリックさんのお店・・・ エリック「ちょっと来て」と言ってナリを外へ連れ出す。 エリック「頼みたい仕事がある。カフェレストランに飾る花を、その店のイメージに合わせてつくってもらいたい」 ナリ「ひとりで?」 エリック「そう、ひとりで」 そしてそのカフェレストランへ行く・・・ その店内を見てナリは「ヨッッッシ」と決意。 早速、エリックさんのお店に戻って花飾りをつくってみるが・・・ アマリリスをヒモで縛り、周りにはアンコリーを入れて作ってみるけど・・・ ナリ「んんんーー。花瓶が入るとまたすげ〜難しいんだよな」 従業員(マーク)「全体の高さを1として、花瓶の高さは1/3 、花の高さは2/3 が基本なんだ。花をヒモで結んでいるのも美しく感じられない」 ナリ「わかった。ちょっとやってみる」 次は花瓶を小さいものに変えて4つ。アマリリスを縛るのはやめて葉で高さをつけて出来上がったところに出かけていたエリックさんが戻ってきた。 エリック「最初につくっているものを見たとき、花と花瓶のバランスも悪くてがっかりした。戻ってきたらまるで変わっていた。素晴らしいものになったね」 ナリ「ふふ」 エリック「手伝っていないだろうね?」 チェリー「いいえ、やっていません」 ナリ「花瓶のバランスとかを(マークに)教えてもらった」 エリック「何を言ったのマーク」 マーク「(笑)」 出来上がった花飾りをカフェレストランへ飾りに行く。場所は窓際の棚を選んだ。窓の外からも花飾りを見てみて・・・ ナリ「んんんーー。花を足してもいいですか?」 エリック「持ってきなさい。きっと外から見たときに窓側(外)に花が足りないことに気がついたんだ」 花を足してるナリを見て・・・ エリック「よく気がついた(笑)」 ナリ「どうですか?」 エリック「FINISH?」 ナリ「FINISH」 エリック「中から見て、これは(葉)切らないと」 ナリ「あーーー」 エリック「花の向きをもう少し揃えてどこかに視線が向く流れをつくると良かった。でも本当に素質がある。生まれ持ったものだよ」 ナリ「はぁ〜」とホッとしたため息をつく。 エリック「よく出来た」 ■ナリの初めての作品、なかなかなもんですよね〜・・・・・ 今日はお店はお休みでエリックさんの友人、アレクシーさんのブティックに二人で出かける。アレクシーさんはオートクチュールの人気デザイナーである。そのブティックの店内に飾られているお花を見て・・・ ナリ「これはさ、生花じゃないでしょう?」 このお店のお花はアレクシーさんの希望で造花を使っている。 エリック「(ウェディングドレスを飾る)ショーウィンドーも僕が飾っているんだ。ちょうど入れ替える時期なんだ」 ナリ「次はどんな風にするの?」 エリック「今日はそれを相談しにきた。僕と君でやるんだから。むしろ君にやってもらいたい」 ナリ「僕も?・・・やってみたいです」 アレクシー「今度のイメージなんだが、映画【美女と野獣】のような世界をつくってもらいたい。ミステリアスな雰囲気にね」 ナリ「ん〜」 今度はウィンドーのディスプレイを任された。 ・・・・・ 夜、エリックの部屋で映画【美女と野獣】を見ている二人。 ナリ「キャンドル立てとか、すごいいいよね」 イメージは固まったようだ。 ・・・・・ そして材料を買いに行く。燭台やプリザーブドフラワーなどを買った。 ナリ「あぁ〜楽しみ」 ・・・・・ エリックさんのお店で早速、作業にとりかかる。 エリック「プリザーブドフラワーはどうするの?」 ナリ「バラはさぁ」と言って、丸い粘土のようなものに茎を短く切ったプリザーブドフラワーを挿し込んで花のボールを作り始める。 ナリ「これさぁ、ひとつ自分で1コ作りたいものがあって・・」パリで買った花瓶を取り出す。 エリック「1人でやってごらん。どうなるのか楽しみだね」 青いプリザーブドフラワーのバラで花瓶を飾り始めるが・・・ ナリ「はぁ、足りない(青いバラが)。ないないないない〜ないっ」 予定変更して薄紫や紫・白のバラや白のカーネーション?などのお花で作りあげた。 ナリ「こ〜れは、可愛い〜」 エリックさんを呼び・・・ナリ「目つぶって、目つぶって」とエリックさんの目を覆い「アンドゥトワ」で手を離す。 エリック「わぁ〜〜〜〜」 ナリ「エリックに習ったことをね、使えたなと思って」 エリック「素敵だね」 ナリ「それがすごく自分の中で身になってるんだなっていうことが、今回これを作って自分で分かったし、すごく自信になったし、さらに花が好きになった」 エリック「すごい早さで色々身につけたね」 これはナリが自分の部屋に飾るために作りました。 ・・・・・ そしてまたスタジオに映像が切り替わる。 青いバラが足りなくなったときのことを・・・ 久本「いいアイデアだったね〜。ブルーが無くなって」 ナリ「最初、焦りましたね。買いに行こうかと思いました」 假屋崎「マイナスのことをプラスに転化できるすごい才能を持ってるんだなって思いますよね」 久本「最初に任された花瓶、ちょっと下にあってちょっと出てたじゃない?あれどう見ても素人が見ても変だなって思ったもん」 ナリ「なんか色んなことをやりたかったんですよ。色んなことやりたくってこう、混ざっちゃって、花見てるうちに」 YOU「やっぱ入り口に置いてあるお花、変な店に行かないもんね」 ナリ「ですよね。そう思いました(笑)」 ・・・・・ パリでの映像に再び戻ります。 アレクシーさんのお店のディスプレーに帰国ギリギリまで頑張ってみる。まずは苔を敷き詰める。 ナリ「花瓶を使って、これ(燭台)を少し斜めに・・」 エリック「仕事があるから店に戻るよ。後は1人で最後まで仕上げてくれ」 ナリ「分かった」 プリザーブドフラワーで作った白いバラのボールは燭台に。黒いバラのボールは花瓶に乗せてドレスの白をひき立てる。 アレクシー「ヒロキ、奥が空いているから花の玉やツタを使って自然に埋めて欲しい」 アレクシー「壁にツタが自然に生えているように表現してくれ」 ナリ「うん、わかった」と言って、次々と手を加えていく。そして燭台にキャンドルを立て、ドレスの裾の広がりを強調するため、プリザーブドフラワーの花びらをまぶす。小さいショーウィンドーも飾り付ける。 仕上がって・・・ ナリ「どうですか?」 アレクシーさん、笑顔とGOODのサインで答える。 ナリがディスプレーしたショーウィンドー そしてエリックさんが戻ってきた。 エリック「フォ〜」素敵な出来栄えに驚いてるようだ。 エリック「きれい〜(日本語で)」 アレクシー「細かいところまで、よく出来ている。苔やツタで自然の力強さをうまく表現してくれた。イメージ通りのものだ」 エリック「何も直すところはない」 ナリ「やったぁ、最後の仕事が」 エリック「このまま2ヶ月以上は飾っておくからパリ中の人々がこれを見るよ」 ナリ「嬉しい」 エリック「よくやった。誇りに思うよ」 アレクシー「とても素敵な出会いだった」 ナリ「ありがとう」 そして・・・・ エリック「お土産だよ。パリの思い出だ」と言って、白いお花をナリにプレゼント ナリ「いっちばん最初にも花もらったんだよね。ありがとうほんとに。すごく楽しかった。あんまり言葉が出てこないや」 お別れです・・・ ナリ「仕事がんばってね。今日もいっぱい?」 エリック「今日も忙しいよ。電話(して)」 ナリ「電話する、電話する」 エリック「また会おう」 ナリ「ありがとう」 ・・・・・ スタジオへ戻る。 久本「どうだった?あんな大役、不安だったでしょう?」 ナリ「メチャメチャ」 徳光「でもミステリアスさん(アレクシーさん)がさ、とても素敵な出会いだったって言葉は最高の賛辞だと思いますよね」 久本「ほんとそうですね〜。でも段々ノッてきた?やっぱりやってる最中に」 ナリ「そうですね。なんか最初はもうやりたい事がまたいっぱいあったりとかして、なんかこうどれを選択していこうっていう風に悩むんですね。だけどこうある程度自分の中で決まったら瞬間になんかもう手が止まらなくなってきて、で、止めちゃいけないなとも思うし」 久本「日本帰って来ても腕が疼かない?キレイな花を見たらこうやってこうやってやりたいとかって」 ナリ「思いますよ。花屋の前を通ると。第1号目です」 久本「あ、さっきの。第1号目のブーケを私に」 ナリ「はい」 久本「意味が深いですね。ありがとうございます」 徳光「いい旅をほんとありがとうございました」 ナリ「ありがとうございました」
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