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山本耕史の
ちょっと休憩しませんか!


第31回ゲスト 成宮寛貴

今回のゲストは、成宮寛貴さん。
ホスト山本とは『華麗なる一族』で共演したものの、ほとんど絡みがなかったふたり。
じっくり話をするのは、今回が初めてとはいえ、自然体のふたりの会話は、昔からの友達どうしのようで、予定時間をオーバーするほど、同じ役をやったこともあるというふたりは、息もぴったり。
まさに兄と弟のようなトークが展開しました。

■ 山本耕史
■ ナリ

成宮くんとは、仕事は『華麗なる一族』が初めてなんですよね。

そうです。

でも、共通点がいくつかありまして。
僕が16歳くらいでやった『滅びかけた人類、その愛の本質とは・・・』という舞台の再演で、成宮くんが同じ役を演じて。
あれがデビューなんだよね。今いくつ?

25です。

じゃあデビューは丸7年。
俺が言うのも早いけれど、次世代の頑張ってくれている中の数少ないひとりだよ。
普段は、誰と仲がいいの?

小栗旬くんとか、妻夫木聡くん、柴崎コウちゃん・・・ドラマで共演して。

『オレンジデイズ』だよね。
恋が叶わなかったんだっけ?

いや、あれ叶ったんですよ・・・いい加減なんだから(笑)。

ほんと俺、いい加減なんだよ(笑)。
いま、ドラマやってるんだよね。
今度の『スワンの馬鹿!〜こづかい3万円の恋〜』は、どんな役?

IT社長(笑)。

ああ、これね(と、手でパソコンのキーボードを打つ仕草)。

ほんと、いい加減でしょ(笑)。

(笑)やっていて楽しい?

コメディーなんですよ。
小遣いが3万円の30〜40代のオジさんたちの話。
後輩からおごれって言われて「いいよ」って言いながら、水面下ではスワン(白鳥)のようにバタバタ頑張っているっていう。

面白そうですね。
テレビと、舞台や映画の芝居、どこか違うと思う人?

嘘のつき方が違うと思います。

どれかひとつって言ったら?

映画かなぁ。お金を払って真剣に観てもらえるし。
役者としてやりがいがありますね。

そういえばこの間!

宮本亜門さんのパーティでばったり会いましたね。
「どこで飲んでるんですか?」って山本さんに聞かれて、飲みましょうって連絡先を交換したんだけど、まだ飲んでないんですよね(笑)。
今度、僕から電話します(笑)

じゃあ、こんど俺がかけようか(笑)。
お酒はけっこういける方?

いくぞと思ったら、飲みますよ。

昨日もいっちゃったんだ?

いきましたね(笑)。

まだ残ってる?

大丈夫です(笑)。

ほんと?オレ、バリバリ残ってる(笑)。

(笑)。

俺、楽しくてしょうがないもんね、今(笑)。

ちょっと抑えてる感じ?(笑)。

そう(笑)。オフの日は?

オフの前の日に飲む。

それでオフを潰しちゃうんでしょ。

そう。ベッドの上からピザを頼んで、ベッドの中で『ハリー・ポッター』見ながら寝て。
起きてピザ食べたり。

いいねえ。セレブだねえ。

(笑)山本さんは、子供の時からずっとお芝居やって、今も第一線で活躍していますよね。
凄いなあと思うんです。

俺、15〜17歳の頃、すごく悩んだの。
それまでは子供として大人に接していたのに、『ひとつ屋根の下』の頃、普通に話すと「なんでタメ口きいてるの?」って。
もう大人としていなきゃいけないんだっていう瞬間がその辺だったの。
あと俺、ずっとやってるようだけど、中学1〜3年のいちばん男の子が成長する時期は、ほとんど仕事してないの。
ずっと子供のまま出ていると、子供のイメージがつくから。
でも、成宮くん、もう長いじゃない?

全然長くないです。
10年やるって大変なんだろうなあって。
役者って、底が知れちゃいけないところがあるじゃないですか。

ああ、それはあるね。

10年やってると、知られてきちゃう気がする。
いつまでも新しくいるとか、芸をもつことって大事ですよね。

そういうの、なにかある?

子供の時にいろいろやらせてもらったんだけど、何ひとつ継続してない・・・
ピアノ、習字、水泳、少林寺拳法、鼓と太鼓。
続いているのは、水泳くらい。

音楽やるイメージだけど。

やらないんですよ。

やってないの?ミュージシャンの役、『NANA』でギターやっていたよね。

めちゃめちゃ練習しましたよ。
エレキよりアコースティックが好きなんですね。
弾けたらいいなって。

これから弾きたいのは?

エルトン・ジョン。

エルトン・ジョンね。
ブロードウェイのミュージカルだと、エルトン・ジョンが曲を書いていたりするんだよね。
『アイーダ』って。曲がいいんだよ。
日本にもそういうのがあった方がいいよね。
ミュージカルってやったことある?

ないんですよね。

歌は?

カラオケは好きなんですけどね。

控え室にあったね、カラオケ。
俺、さっき歌ったよ。「おしりかじり虫」。

なに?「おしりかじり虫」って(笑)。

知らないの?うわ、遅れてる(笑)。
いま、社会現象になってるよ。
(ボイスチェンジャーみたいな声で)「オシリカジリムシ〜♪」ってね、なんか癒される(笑)。

ああ、「おしり」って響き、癒されますよね(笑)。

「おしりかじり虫」・・・って、あれ、何の話してたんだっけ?(笑)ミュージカルの話だよね。

やってみたいのはあるんですよ。『ナイン』って。

ああ、『ナイン』ね。別所哲也さんがやった。デヴィッド・ルボー演出の。
ミュージカルやってみてよ。
必要なんだよ、今のミュージカル界に。
(オペラ声で)「あ〜」っていう人だけじゃなくて。

やってみたいんですけどね。
山本さん、お芝居に入る時は、ものによって取り組み方は違いますか?

う〜ん、ドラマだと俺、ほぼ100%酔っ払っているからね、現場。

なんで、それでできるんだろう。

そのぐらいが丁度いいんだよ。

ああ、小心者なんじゃない?(笑)

そうだね。うるせえ(笑)。
舐めてるわけじゃないんだけど、早く帰って台本を読んで明日のために備えるほど、芝居って大したものじゃないと思うの。
誰かのために水道管直す方が、明らかに人のためになっているじゃない?
自分がやっていることがすごいことだって思わないんだよね。
こんな感じでって言われて、やってみてもダメだったら、じゃあって臨機応変にやれるのが役者だと思うから。

フレキシブルですよね。

どういう状況にも、頭じゃなくて感覚で反応しないと。

決め込んでいってもダメだよね。

決め込んだ方がいい時もあるかもしれないんだけど、逆でって言われちゃう可能性もあるでしょ。

俺、その時、すごく焦っちゃう。
最近はいくつか用意しておくんですけど。

だから俺、普段飲んでいる時の友達とか客とか、すごく見る。
台詞をどう言うかの時、台詞で言うと明らかに台詞なんだけど、友達のAくんで言ってみると、急に普段のトーンになるの。
そうやって、人の普段を真似する。
「逆でやってみて」って言われたら、「じゃあ、誰かのあんな感じかな」って。
オレは普段からそう。
そういえば、おとといテレビで『華麗なる一族』のNG集やっていた。
けっこうNG出してたね(笑)。

出してました(笑)。

オレも出してたな。
(成宮のNGは)なんか憎めない感じだよね。
でも、大事なところで出すの、多かったね(笑)。

そうなんです(笑)。
僕、『華麗なる』の時、何か問題が起こって、新しい情報を持ってくる役回りで、遠くから走りながら「専務〜!」みたいなのが多くて。
すごく苦手なパターンなんですよ。

あの時は相武紗季ちゃんの恋人でね。
ふたりの顔、似てない?

そうなんです。紗季ちゃんにも言われましたね。

きっとこの二人の子供は、同じ顔なんだろうなってちょっと思ってた(笑)。
ところで、お芝居に取り込む時に、こうしたいんですって言うよりも、こうしてって言われることを忠実にやる方?

一応、自分のアイデアを持っていって、微妙にずれている時・・・自分の意思とは違って見えてしまう時ってあるじゃないですか。
そういう時にちょっと修正する。

こういう役やりたいとか、ある?

すごくやりたいのは、『ファイナル・デスティネーション』。
『サイコ』とか、ミステリーもやりたい。

それの犯人?

うーん。犯人でもいいし、そういう雰囲気の映画、やりたい。

それってすごく正しいと思うんだけど、この役をやりたい、あの役をやりたいっていうよりも、こういう雰囲気の中にいたいっていう方が強いよね。

うん、うん。

じゃあ、犯人やりたいって言ったらさ、2時間ドラマのサスペンスの犯人やりたいの?って話になっちゃうから。
昔やったんだけどね、俺。

本当に?

うん。俺、けっこう色々やってるの。
『南伊豆殺人事件』。犯人で。

超見たい、それ(笑)。

ジッポをカチャカチャいじる癖があって、それでバレるの。
渡瀬恒彦さんが刑事で。
捕まっちゃうと、取調べ室で泣きながら「オレはウジ虫だ〜」って。

(笑)

もうベッタベタ。

1回くらいやってみたいかも。

面白いのは、面白いの。
それこそ、連ドラとかスペシャルドラマじゃできない世界じゃない?
なんであれ、丘に追いかけられて丘で捕まるんだろうね。
俺も丘で捕まったんだよ。

(笑)俺、一回、昼ドラやってみたい。
台詞、独特じゃないですか。
「女郎蜘蛛!」とか「この泥棒猫!」とか(笑)。

最近の昼ドラってさ、けっこう・・・

面白いの!

『家に五女あり』がすごく面白いの。
主役の女の人を追いかけまわす男の人がいるんだけど、その人がやたらウマイの。
ビックリするよ。どこまでが台詞かわからない。
完全にベテラン俳優が押されているんだよね。
あれ、そろそろ時間?

何でいきなり締めるんですか(笑)。

ありがとうございました(笑)。

何か、ないんですか!(笑)

終わりです(笑)。
「ちょっと休憩しませんか!」・・・休憩しましたか?

呼んで頂いてよかったです(笑)。

これから、どんどん色々なことにぶちあたることもあると思うけどさ、いっぱい遊んで、いっぱい心開いて、仕事がんばってください。
また一緒に仕事すること、あると思うけど、その時はよろしくお願いします。
今日はありがとうございました!

ありがとうございました!


***〜別枠〜***

今月の「ちょっと休憩し終わって・・・」
こんな風に話したことはなかったんですけれど、すごく自然体で明るい感じが成宮くんの魅力なんだなって感じました。
25歳であれだけお芝居もやっている人だから、僕が言うことでもないけれど、俳優さんとしてそういう路線を大切に、ひとりの男を感じさせる役者に成長してもらいたいと思います。
また一緒に仕事する機会があると思うので、楽しみにしています!



P58〜P61(全4ページ)
バーのようなところで取材撮影してて、とっても大人な雰囲気の写真ばかりです。
・・・
P58・・・山本さんとバーの椅子に座って1ページ分の写真
P59・・・山本さんとバーの今度はソファで会話中の写真が1/2ページと残りはインタビュー記事
P60・・・P58と同じような写真なんだけど、二人の表情が少しほぐれてる感じ。写真サイズぐらいのが1枚と、山本さんのアップ写真が一枚とインタビュー記事
P61・・・ナリの笑っているアップ写真が1/6ページ分ぐらいと、山本さんと笑顔で顔を見合わせているカードサイズほどの写真が1枚。
プレゼントとして、二人のサイン入りポラ写真が一枚とスワンのちっちゃいPR写真が一枚。


撮影場所:アリマックスホテル渋谷ここのBARで撮影


山本耕史オフィシャルファンクラブ

発売日:2007/10/24、 REPO:11/5
※記事内の文章・画像等の転載・加工等、禁止致します。




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