成宮寛貴<ロザリンド>への想い 男が女性を演じるからこそリアルで面白い 【お気に召すまま】--- 3年の時を経て遂に再演。小栗旬演じる<オーランドー>に恋する女性<ロザリンド>という難役に再び成宮寛貴が挑みました。 公演は順調ですか? 『はい、順調です。僕は、舞台はライブ感を楽しんでもらうものだと思ってるんです。だから毎日同じことを繰り返す中で、無難な演技に落ち着いてしまわないように自分のテンションを保つ努力をしていますね』 女性を演じ、更にその女性が男装したところを演じるって難しいのでは? 『シェイクスピアは男が幻想する女性像と実際の女性とのギャップを鋭い視点で描いている。つまりロザリンドは男(シェイクスピア)から見た女性なので、男が演じるからこそリアルで面白いんだと考えています。内面だけでなく、外見にも気を遣わなければいけないんですけど、初演の時よりヒゲが濃くなっちゃって大変(笑)』 成宮くんの思う実際の女性って? 『女性って頼りなく思えても、実は貪欲だったり強かったり、しっかりしていたりする・・・・・・。だから僕は、ロザリンドのそういう小悪魔的な感じが伝わればいいなと思いながらいつも演じています』 ロザリンドはとっても可愛いですよ。お化粧には時間がかかりますか? 『1時間はかかりますね。つけまつ毛がポイントで、上手く付かないと10分くらいロスしちゃうんです。今回の舞台は自分でメイクしてるので、女の人の大変さを実感しています』 女装した自分を見てどうでした? 『化粧すると、逆に自分が男だってことを再確認するんです。どう化けてもやっぱり男の骨格なんですよね。それでもキャストからはエビちゃん似といわれて、喜んでいる自分がビミョウですね(笑)』 この舞台はセリフが長いですけど、覚えるのが大変だったのでは? 『特に後半が長いんです。初演の時は蜷川さんにしごかれたけど、今回は自由にやらせてくれていて。でもその分、成長したところを見せたいっていうプレッシャーはありますけどね』 本作品のストーリーは好きですか? 『大好きです。ハッピーなだけじゃなく、人生を舞台にたとえる象徴的なセリフがあったり、友情や家族愛も描かれていたり。とにかく演じるごとに新しい発見があって、そこが楽しいですね』 男性ばかりのキャストですが、みんな仲良しなんですか? 『初演で一緒だった人ばかりなので、久しぶりに親戚に会ったみたいな感じで(笑)3年のブランクなんかすぐに吹き飛んじゃいましたね』 小栗くんとのキスシーンは、ホントにキスしてる? 『してますよ。初めは気恥ずかしかったけどもう慣れました。舞台の上では恋するロザリンドになりきってるので(笑)』 普段、小栗くんとはどんな話をしているんですか? 『普通に仕事の話とか、普通に恋愛の話とか、普通にエッチな話とか(笑)』 お客さんには、どんなおみやげを持って帰ってもらいたいですか? 『とにかく”元気”ですね。恋ってすごいパワーを与えてくれるものだから、アーデンの森に僕らと一緒に迷い込んで、恋の気分に感染して帰ってもらいたいです』 小栗旬<オーランドー>との再会(一部省略) 男(成宮くん)を女性に見立てて演技をするというのは難しくないですか? 『よく聞かれるんですけど、ナリの演じるロザリンドがすごくキュートだし、舞台に立ったらそんなことは意識せず、自然に演じることができています』 全6ページ (p28) ウェディングドレス姿のロザリンドと、 タキシード姿のオーランドー二人が寄り添ってる写真 ギャニミードとオーランドーの写真、の全2枚の写真 (p29) 一生懸命に語っているギャニミードの写真(1ページ丸々) (p30) エピローグ中のロザリンド、ペチコート姿のロザリンドとシーリア、 ギャニミードと婚礼姿のフィービーとシルヴィアス、 アーデンの森に辿り着いたギャニミードとエイリーナ、 誓いのキスをしようとしてるロザリンドとオーランドー、の全5枚の写真 (p31) 木の上に座っているオーランドーの写真(1ページ丸々) (p32) 婚礼時のロザリンド・オーランドー・前公爵、 オーランドーと兄:オリヴァー、 ギャニミードとオーランドー(2枚)、 オーランドーにレスリングの試合を辞退するよう説得しているロザリンドとシーリア、 の全5枚の写真 (p33) シルヴィアスに話しかけてるギャニミード、 レスリング大会の様子、 婚礼中のロザリンド・オーランドー・シーリア・オリヴァー・前公爵・ジェイクイズ、 前公爵たちの食事を盗もうとしているオーランドー、 オーランドーを励ましているロザリンドとシーリア、 木の傍に立ち、笑っているギャニミード、 タッチストーンとジェイクイズ、 挙式前、「いまロザリンドを連れてくる」と話してるギャニミード、の全8枚の写真 『お気に召すまま』公式ブログ 東京公演:2007/7/5〜7/29(Bunkamuraシアターコクーン) 大阪公演:2007/8/3〜8/12(梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ) 静岡公演:2007/8/17〜8/19(静岡市民文化会館) 仙台公演:2007/8/24〜8/26(イズミティ21) ロザリンド(ギャニミード):成宮寛貴 オーランドー:小栗旬 シーリア(エイリーナ):月川悠貴 前公爵:吉田鋼太郎 フィービー:山下禎啓 シルヴィアス:大石継太 ジェイクイズ:高橋洋 タッチストーン:田山涼成 オリヴァー:鈴木豊 蜷川幸雄:演出 発売日:2007/8/4、 REPO:8/10 ※記事内の文章等、転載を禁じます |
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